Tea PijevicというGK

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Bom dia 網谷涼子です。

今回はタイトルにもある通り、最近特に気になるGKがいるのでそのGKについて書きたいと思います。

誰かというと、Tea pijevic クロアチア女子代表のGKです。

サイドシュートを片手でキャッチするシーンで特に話題になった選手。きっとSNS等で見たことがある方多いと思います。

身長は私と同じで、なんと同級生でした!

それを知ったらもっと色々知りたくなったのがきっかけで、どうして強烈で、高さのある、テクニカルなヨーロッパの選手のシュートを片手でキャッチしてしまうのか。しかもロングシュートもキャッチするけど、サイドシュート、ときには7mもキャッチしてしまう・・・。

YouTubeで動画を探してひたすら彼女はゴールで何をしているのか研究しました。

 

彼女のキーピングスタイルはゴールライン上にいつもいて、ゴールバーを掴みながら、相手に対して角度をオープンにする、下がって止めるスタイル。

そんなことしたら大抵のキーパーは失点してしまうんじゃないか?!そう思いますけど、彼女はそのスタイルでスポッ!っとシュートを止めてしまう。

シューターからしたらシュートが吸い込まれてしまう感覚があると思います。これはきっと彼女しかできないスタイル。

でも、なぜ彼女にそれができるのか映像を見て考えました。

1、下がりつつ相手を最後まで観察する力がすごい(特にサイドシュート)

2、ゲームを読む力、シュートポイントへの嗅覚みたいなものがすごい

3、下がりつつ、実はボールにアタックしている

4、自分がどこに立っているのか、空間把握能力が長けている(ゴールバーを握ってる笑)

私が思うにこの4つだと思います。

 

「小さいGKは前へ、前へ!!!小さいんだからアグレッシブに勝負しろ!」

こう言われる指導者の方、多いんじゃないかと思います。

私はそうでもないと思っています。

実は私が所属しているクラブでもコーチ陣は「涼子は小さいんだから、もっとアグレッシブに少し前でポジショニングをしてボールにアタックしろ!」と言われます。

でもそれに100%賛成できない自分がいます。

ただ、そう言われているにも関わらず、言われたことをしなかったらコーチ陣を無視していることになるので、自分にとって難しいところでもあリます。

でも考えてみてください。そもそもシューターはゴールに向かってシュートを打つのに、ゴールからたくさん離れる必要ってないんじゃないか?って思いませんか。

もちろんシチュエーションによっては前に詰めて、打てるコースを思いっきり消してセーブすることはあります。

私が尊敬するDejan peric (現在 füchse berlinでGKコーチをしている)もゴールから離れると自分がどこにいるかわからなくなるから、詰めても一歩だ!と言ってました。これは特にサイドシュートに関してですが、彼のプレースタイルはゴールのライン上でダンスをしているようなプレースタイル。

ちなみに彼は183センチ。男子のGKとしてはそこまで大きくないと思いますが、数々のビッグクラブで活躍した選手。そのスタイルが合う合わないはあるとしても、その情報・技術は確かだと私は思っています。

デンマークでプレーしていたシーズンに、デンマーク代表のGKコーチとトレーニングをする機会がありました。そこでも下がるようにアドバイスをもらいました。

下がる=失点ではないし、下がる=悪いイメージ、大きいキーパーがやること。ではないと思う。

問題はボールとシューターを最後まで観察し切ることと、下がっている状態からボールへ身体をぶつけに行くこと。

とりあえずPijevic の真似がしたくて、キーパー練習の前にたくさん手に松脂をつけていたら(←キャッチしやすくするため笑)相方のGKに「涼子!!なんで今そんなに松脂つけてんの?!!笑」と聞かれました。

「今日はボールをたくさんキャッチするんだよ!」っと答えましたが、なんのこっちゃと言う顔をしていました。

Pijevic は172センチだけど、意外と腕がしっかりしている。確かに、強烈なボールをキャッチするんだからひょろひょろなはずが無い。

スローイングもうまいし、相手のロングパスも積極的にカットにでる。

私ももっと頑張ろう。

いろんなGKから日々刺激をもらえる。会ったことも話したこともないけど。

と言うことで今回はこの辺で!Tchau!!

 

 

 

 

 

 

 

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