「強い」共通点はあるのか
- 2019.11.18
- ハンドボール
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みなさん、こんにちは。
先日、Japan cupと世界選手権に挑む代表メンバーが発表されました。
前回よりも多い21名が選ばれました。
ここからはベンチ入りをかけてチームで競争が始まりますね。
大きい怪我をしないように、万全なチーム状態で望んで、ハンドボールブームを
巻き起こして欲しいですね。
選手だけでなく、ファンのこういう取り組みにも注目です。
https://handball-pubic-viewing.jimdosite.com
ここからが本題で、
前回は、「勝つ」ということ「強くなる」ということを少し育成面を絡めながら
書いていきました。
今回は、若い世代での育成面について詳しく書いていこうと思います。
まず、ハンドボールにおいて日本と海外(ヨーロッパ)の環境面での違いはなんでしょうか。
大きく違う面としては、『部活』と『クラブ』の違いではないでしょうか。
日本では、クラブに所属してプレーをする選手も中にはいますが、ほとんどの人が部活で
プレーをしている・してきたのではないでしょうか。
それに比べ、海外ではほとんどの人はクラブでプレーをしている・してきたと思います。
それもカテゴリー別に分かれているような。
その違いで何に差が出てくるのでしょうか?
例えば、部活の場合
中学3年間1年生の時からレギュラーやメンバーとして試合に出て、3年間レギュラーとして
出続ける選手は一握りだと思います。
高校3年間 大学4年間も同じことが言えると思います。
一般的に自分がレギュラーとして活動する競技年数は約10年間あるうち4〜5年くらいでは
ないでしょうか。
それに比べて、海外のようにカテゴリーで分かれている場合
U 13〜U22の10年間のうちレギュラーやメンバーとして活動する競技年数は10年近くなります。
ここに『経験の量』の差が出てきます。
もちろん日本の部活にも海外にはない良い面がたくさんありますが、
経験を積めることに対しては、海外の方が良いのかと思います。
さらには、競技人口の多さに比べて試合を観にいく人口が少ないという問題にも
関係していると思います。
その競技をやっていて楽しい・面白いと感じる時はいつなのか、、、
それは試合に出ている時だったり、接戦の試合をしている時だったりと
プレーをしている時に楽しい・面白いと感じると思います。
要するに、プレータイムが少ないと楽しい・面白いと感じる時間も同様に
少ないのではないでしょうか。
日本より海外の方が、楽しい・面白いと感じる環境になっていると思います。
競技をやめてもなお、その競技を見に行くのはその競技が好きでい続けれるという理由も
あるのではないでしょうか。
次に、ハンドボールにおいて日本と海外(ヨーロッパ)の指導面での違いはどうでしょうか。
大きく違うのは、指導に統一性があるかどうかだと思います。
日本の場合、学校ごと・先生ごとに指導の仕方が異なります。
中学から高校、高校から大学に上がると今までと言っていることが
全然違うケースも多いと思います。
また、部活の場合、顧問の先生の異動があるのでまた一から組織を作り直すというケースも
少なくはないと思います。
そうやって、作られてはまた作り直すという繰り返すで、教え方も変わっていくのだと思います。
それに比べて、海外(ヨーロッパ)では指導方法の内容が基本的に一緒になっています。
ヨーロッパでは指導者育成の内容が全て統一してあります。
各国それぞれに特色はありますが、いいものは全て共有しているのです。
つまり、どこか一つの国が強くなると、ヨーロッパ全体の底上げに
なるようなシステムになっています。
このようなことが日本でもできれば、指導者のレベルアップ、国全体でのレベルアップに
つながるのではないでしょうか。
全部が全部ヨーロッパの真似をすれば良いと言うわけではありません。
指導内容の真似をしたからと言って、日本がヨーロッパに勝てるようになるとは
あまり思えません。
ヨーロッパから学んだり、取り入れることもあるが、日本の良さは何かを見つけ、
その基盤を共有して、指導をしていくことが大切だと思います。
そのようにして、海外にいないような日本の選手を輩出するべきだと思います。
海外の人が真似をしたくてもできないような、でも真似をしたくなるような。
ここまで環境面と指導面について書いてきましたが、国の底上げをするには
環境面よりも基礎段階での指導の一貫性が大切なのではないでしょうか。
ハンドボールだけに関わらず、あらゆる競技を見た時、
強い国の特徴として『指導の一貫性』があると言える気がします。
ある程度、共通の基盤があって、そこに各々のオリジナルを
組み合わせていく形が良いのではないかと思います。
今回も、読んでいただきありがとうございました。
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