モチベーションは目に見える形で

モチベーションは目に見える形で

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こんにちは!クリスマス目前,子どもたちも学校休み突入も近づきテンションが上がっています.

 

私はというと,最近寒い日が続いていて古傷の膝の調子が良くない...

 

毎年この時期は膝の調子が悪くなります...

仕事に支障をきたさないようにケアしていきたいですね!

 

今回はタイトルの通り,モチベーションを保つにはどんな方法があるのか?ということについて,日本で選手をしていた頃の私の考えと,現在クロアチアで指導しながら実際に目にしてきたこととを比較しながらまとめていきたいと思います.

 

育成年代のスポーツ指導に携わる方々の参考になればうれしい限りです.

 

 

自身の感情が大事?

今年は○○大会で優勝する!そのためにこの期間はこれ,その後はこれに力を入れる!

みたいな感じで多くの選手は普段の練習に取り組むと思います.

 

ここからは日本で選手をしていた頃の私の話です.全員がこうだということはないと思うので参考程度にとどめておいてください.

 

 

 

私が選手として毎日練習していた頃,上記のことはもちろん意識していたんですが,日々の練習のモチベーションとして,

・毎日投げられている選手を投げてやる

・自分の得意な形で投げる

・何か今までできなかったことをできるようになる

・昨日より少しだけ簡単にできるようになる

 

みたいな,「なんとなく形のないこと」に重点を置いていたように思います.

 

そして,練習が大事,結果は後からついてくるという考えで日々練習に励んでいたわけです.

 

これが間違っているというわけではないと思うんですが,振り返るとメリハリがないような...

 

ゴールが中々見えてこないですよね.

 

ただ,そのおかげで様々なものを見たり,調べたり,地味な練習もやって,コーチになってからの仕事に役に立っていることは言うまでもありません.

 

 

目に見えることが大事?

クロアチアに移住して毎日指導している中であることに気が付きました.

 

練習の中で「試す」機会が少ない!

 

1-2回ですぐできることはやるけど,ちょっと難しかったり感覚が掴めないとおれには合ってない,これは無理と言ってやらない.

 

この辺は選手,同僚のコーチたちと何回も繰り返し話して少しずつ改善してきましたし,自分から吸収しようという意欲も見えてきました.

(それでも丸一年以上かかりましたが...)

 

 

次は,

 

どんな大会でもメダルを首にかけたまま家に帰る.

 

私が日本にいた頃,そんな人はほとんどいませんでした.みんなカバンにしまってました.

 

 

 

それに加えて

 

昇級のシステム

 

年に一回クラブ内で試験があり,証書をもらって帯をグレードアップします.

 

日本でもたくさんの道場が昇級試験実施しているようですが,15-20年前はほとんどなかったような...

私が知らなかっただけでしょうか...?

 

選手たちは,試合前の練習よりも真剣な顔で準備に取り組みます.試験が近くなると練習に現れる生徒も増えます(笑)

 

中にはそれでもいつも通りふざけてる子もいますが,試験当日はたくさんの観客(主に保護者)がいることもあって真剣そのもの.

 

かっこいいところを見せたい気持ちがひしひしと伝わってきます.

 

 

そして,証書を受け取った時,新しい帯を締めて練習に来た時の嬉しそうな顔は忘れられません.

 

柔道を選んでくれてありがとう,みたいな,こちらまで嬉しくなります!

 

 

こういったことを見て,やっぱり「目に見えるもの」は選手たちのやる気を生み出すのにとても有効だなーと思うようになりました.

 

 

我々指導者は,「目に見えるもの」から得られたやる気をうまく練習や試合へのエネルギーに変えていかなければいけませんね.

アイテムをゲットしたい → ゲットしたアイテムで道場に来たい → 楽しい,成長が実感できる練習 → 目標となる人物が身近にいる → 試合で勝ちたい,大きな大会に出たい

 

こんなサイクルに巻き込んでいきたいと考えています.

 

 

練習の考えはこちらの記事「日本と東欧の練習は何が違うのか」を読んでみてください.

 

 

今日は多くの選手が2018年最後の練習ということで,クラブ内で試合をして全員メダルをもらって懇親会です!

(ここでもアイテムゲット)

 

目に見えるアイテムをきっかけに,選手たちに柔道の魅力を伝えられるように私自身も試行錯誤を重ねていきたいです!

 

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