気長に、緩やかに

気長に、緩やかに

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久しぶりの投稿になりました。

もう6月。みなさん変わらずお過ごしでしょうか。

少し前にはなりますが5月最終週の週末。

テレビでBリーグのファイナル(2連戦)を旦那と見ました。

思えばBリーグの試合ってしっかり見たことがなくて、

その日は横浜アリーナに1万3千人を超えるファンが押し寄せたそうですよ。

観客席はチームカラーの赤と金色で染まっていて

画面からでも伝わる最高の雰囲気。

千葉ジェッツと琉球ゴールデンキングスの選手については全然詳しくないんですけど

琉球ゴールデンキングスの選手の中に、高校2年生までバレーボールをしていて

そこからバスケットボールに転向して活躍している選手がいました。

渡邉 飛勇選手です。

これには本当にびっくり!身体能力高すぎ!!

彼はまだ22歳で、競技歴はまだ浅いそうなんですけど

恵まれた体格と抜群の身体能力でバチバチに活躍していました。

もう本当にこれには驚き!こんな選手がいるんだ・・・。

 

私が日頃GK指導に行かせてもらっているチームにも

高校からハンドボールを始めた選手が何人かいます。

バレーボール、サッカー、今年の春からは野球出身者も加わり、とても賑やか。

どういうアプローチをしたら理解してもらえるだろうか?と

日々試行錯誤しながらトレーニングしています。

「まずはハンドボールのGKっぽい雰囲気にしよう」

ガツガツフットワークや基礎練習をしてもだめだぞと。

どこかに面白みがないと。そんなことを自分に言い聞かせます。

やっぱりまずは立ち姿、構え。なのかな〜とか。

 

私の母校、筑波大学の會田宏先生が

ハンドボールの授業で他競技の選手達にジャンプシュートを教える時、

こうやって言われたそうです。

「こうやってやるとジャンプシュートっぽくなるよ!」

こんなアドバイスをもらうとすぐにやりたくなりますよね。

そう。こんな感じで私も選手を惹きつけたいなと常に思う。

そして、イメージを持たせてあげるというのが結構大事。

 

サッカー出身者は足でボールをコントロールすることに慣れているし、

下のコースへのシュートに対しても躊躇なく足を出すことができる。

野球出身者は左手のセーブの感覚がめちゃくちゃいいです。

きっとこれはグローブ、ミットの関係でしょうね。

あとはボールの中心をとらえるのがうまい。

野球ボールが小さいからかな。

バレー出身者はあまりボールを怖がらないし、

下のコースへのシュートにしっかり手を持っていける。

とにかくみんなすごい。いいところを持っています。

彼らの持ち味や良さを消さず、少しずつハンドボール選手っぽく。

入口は少し緩やかでいいんじゃないかと思ってます。

 

 

もともと頑張っていたスポーツをやめるのってすごい決断だと思います。

そして、競技転向できるというのは能力が高い証拠でもある。

高校3年間、実質2年半の限られた時間の中で

少しでもハンドボールが上手になって

「ハンドボールを選んでよかったな!」とか

「ハンドボールめちゃくちゃ面白いな」と思ってもらえたら嬉しい。

そして、大学でも続けてみようかななんて思ってくれたらこれ以上のことはないです。

もちろん全員がそうでなくても、とにかくハンドボールでいい思いをしてほしいというのが指導の現場に行かせてもらって常々思うところです。

私が指導者の方々にしてもらったことを、次の世代に返していくということをちょっとずつやっていけるようにしたいです。

選手の成長を気長に、緩やかに見守って、コーチングしていくのみです。

それでは。Bom fin de semana!(いい週末を!)

 

 

 

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