GKコーチとのトレーニングが始まった!
- 2020.10.05
- GK【ゴールキーパー】
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Bom dia!
こんにちは、網谷涼子です。
リスボンもだんだん涼しくなってきました。ちょっと寒いくらい。
すでに夏が恋しいとチームメイトは言います。気づけばもう10月。
最近は日々生活している中で、自分の生活スタイルとかシーズン開幕にむけて体と心は仕上がってきているか自分自身に問いかけるような感じで生活してます。
焦らない、慌てない。と自分に言い聞かせて、しっかり自分と向き合って行きたいなと日々思います。
今日は先週から始まったGKトレーニングについて少し書きたいなと思います。
思えば私の競技人生で初めてのGKコーチ!こんなに嬉しいことはありません。そして新鮮。
今までは所属のチームの先輩や代表活動等でコーチの方々にGKの技術を教えてもらっていましたが、身近に自分とトレーニングをし、それを評価して、一緒に問題解決してくれる人がいるというのは、本当にありがたいなと思います。
そういう意味でも自分はここに来れてラッキーだったなと思います。
というわけで、まだ1週間しかGKコーチとトレーニングしていませんが、どんなことをしたのか紹介して行きます。
⭐︎月曜日 ウエイトトレーニング+ハンドボール ⭐︎ 水曜日 GKトレーニング
ジムに現れたGKコーチ(名前はアンドレー)はとにかく私をプッシュしてきました。
「君は自分自身を信じてないぞ、もっとやれる!」そういって重さを増やしてきたり、私が1セット終わって休んでいると、自分の腕時計を見て「涼子、いつまで休むんだ?ん?」と煽ってきました。笑
きついけど、楽しい!そんな感じでどんどんトレーニングが進んでいきました。
ウエイトトレーニングの最後はランニングマシーンで、最初からトップスピードに設定され「5分だ!いけ!!」と言われ爆走。
「きついですっ!!!!!」と言ったら、また横から手が伸びてきてスピードアップ。
「涼子、みろ。あと1分だ、1分頑張れずにどうするんだ?ん?」
この人、私のこと殺す気できている・・・・そう感じながら過呼吸になりつつ終了。
本当に倒れるかと思った、危なかった。
ただ煽られただけではないです!もちろん。笑
大事なところはここ!
全てのトレーニングメニューにおいてゆっくり重さに耐えて、一瞬で爆発的に力を発揮するよう指示されました。
例えばスクワットなら、ゆっくりしゃがんで思いっきり立ち上がる。そう言った感じで上半身のメニューも下半身のメニューも進めて行きました。
各チームやり方は違うと思いますが、ことGKに関してはコートプレイヤーと全く違う動きをするのに、トレーニングも同じであるはずがない。GKはもっと爆発的な力を発揮するトレーニングをしていかないと、実践に繋がっていかない。メニューによってやり方を変えるのもいいんじゃないかと思いますが、私のチームでは全てのメニューにおいてそう言った力の発揮の仕方を求められたのでとても新鮮でした。
「回数できなくてもいいぞ、それを指標にしていけばいい。回数よりも重さと爆発力だ」だそう。
現に私には爆発的な力がないし、弱い。機敏に動けてもそれだけでは足りない。一瞬の圧倒的なパワーが必要。
ああ、もっと早くこうしてトレーニングできていたらなと思いましたが、今からでもできると信じてやります。
あとは自分はできると信じることだそうです。きつかったけど、いいトレーニングができました。
その後、体育館に移動。
ウエイトで追い込んだ分、しっかりストレッチ。
まずはじめに至ってベーシックなトレーニングをしました。
パサーがゴールに向かって左右交互に投げるボールをとるというもの。ウォーミングアップでもするようなあれです。
アンドレーが何をはじめに言ったか。
「君たちの基本的なシュートの止め方をチェックさせてくれ」
チェック!?そう言われて緊張しましたが、そこで指摘されたこと3つ。
1、足の向き(上をとめる時、足をしっかり横に向ける。大事。)
2、ボールを止めにいく角度(真横、少し後ろではなく、少し前に角度を稼ぐように止める)
3、上のシュートに対してジャンプしない(・・・・?!)
3について皆さんはどう思いましたか?上のシュートをジャンプしないってどういうことなのか。
説明されたのは、ジャンプすると空中にいるのでシュートを受けた時に弱いそう。そして、ジャンプするとシュートに間に合わない、つまり遅いと言われました。あとは、ジャンプすると対応できるコースが限られるなど、説明されました。
なるほど!!とは思ったものの、じゃあどうする?ってなりますよね。
答えは、ステップで稼いでそこに到達するです。
昨シーズン、デンマークで行き着いた壁もこれでした。ジャンプしない。言葉だけだと少し難しいですが。
シュートがとんでくる時に小さなステップを余分に踏んで爆発的にシュートにアタックすることが必要。
我慢して、思いっきりジャンプ!・・・ではない。
どこのポジションでも常に細かいステップでポジショニングしてシュートにアタックする。
海外のGKはどうしてあんなにリーチの長い、対空時間の長い選手のシュートを簡単に止めてしまうんだろう?と思う方たくさんいると思います。私が思う答えは余分にステップを踏んでいるから。
もちろん、脚力とか予測とか駆け引きとかいろんな要素は入ってきますけど、圧倒的に違うのはそこだと昨シーズンから感じています。
というわけで上のシュートに対してジャンプしないというのを今から習得します。
動画が撮れたらSNSでアップしたいと思います。気長にお待ちください。
その他、トレーニングを紹介すると・・・
・足上げトレーニング
・コンビネーショントレーニング(ステップを踏む⇨セーブ、椅子から立ち上がる⇨セーブなど)
・ゴール前に7個ボールを置いて、コーチがそのボールをフェイクをかけたりしながら股下に蹴るのでそれを止める(かなり近い距離)
・バレーのスパイクマシーンを使用して、ボールを受ける
・階段のぼりと腕立て伏せ(GKトレーニングの合間にします。罰ゲームも階段のぼり)
今週はこんな感じでした!きついけど、すごい充実した楽しい練習だったなあ。
文章だけで説明するととても難しいので質問がある方はSNS等で連絡ください。
今週はベーシックなトレーニングでしたが、こういうトレーニングを完璧にこなしていけるよう、極めていきたいと思います。
階段上りでお尻と足がかなり疲労した状態で、GKトレーニングをするのはなかなかなトレーニングになります。やってみてください!
練習の途中、キーパーコーチから言われたこと。
「きつい練習だけど、これは僕のためじゃない。君自身のためにある。もし階段を登りたくないならそれでもいいんだ。自分で決めなさい」と。
というわけで自分が成長するために頑張って行きたいと思います!!
Obrigada!
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