アナリストとして何をしているのか part1

アナリストとして何をしているのか part1

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みなさん、こんにちは。

久しぶりの投稿です。

Twitter等のSNSでは、アナウンスさせていただきましたが、今季から女子日本ハンドボールリーグに所属している三重バイオレットアイリスでアナリストをやらさせていただくことになりました。

女子チームでは、アナリストという役割でチームに加わったのはおそらく三重が初かと。

今では、HC名古屋さんも新しくアナリストの加入が発表されています。

ほとんどのチームでは、コーチの方が分析もしているという現状かと思います。

今季から規定により、試合中のベンチへの電子機器の持ち込み・ベンチとの通信が可能になりました。
日本リーグでもそれに準じて、持込が許可されたので、今後、アナリストを入れるチームも増えてくるかもしれません。

それではここから本題に… 今回から2回に渡って、

1. 入って3ヶ月経ち、どんなことをしているのか

2. これからリーグが開催されたらどんなことをやっていくのか

という部分について書いていけたらと思います。

1. 入って3ヶ月経ち、アナリストとしてどんなことをしているのか

<練習面以外>

今年はコロナの影響もあり、思うように全体練習が出来ず、技術的なことをじっくり練習する時間は多く取れずに進んでいると思います。

その代わりチームとしてやりたいことを理解する時間は多く取れるのではないかということで、まずはじめに取り組んだのは、櫛田さんの頭の中にあるGame PlanとPlay modelを共有してもらい、それを映像という形に変えるということをしていきました。

映像を作ることによって、まず自分自身で理解を深めることができます。

そして、チームでやりたいこと、櫛田さんが考えているPlanを選手たちに見える化することでチームのスタッフ・選手全員で共通理解を深め、全体練習に入っていくことが可能になります。

そして、『出来た・出来ていない』ということよりも『分かってプレーしている・していない』という部分が明確になります。

今までハンドボールに関わってきて初めて、Game Planを4局面 (OF BC DF FB)に分けてしっかり作ること、Play modelをOF DF共に詳しく作っていくことをしました。

監督である櫛田さんが明確なPlanを持っているからこそ理解すること・映像にすることはあまり難しくありませんでした。

チームとして戦うにあたって、この部分を監督やコーチ、アナリストで考え、形にすることはとても重要であり、それをいかに選手と共有できるかということもまた重要なことだと感じました。

そういうことをしているチームがどれだけあるのか、どのカテゴリーでも少なからずGame Planを組み立てることは大切なことではないかと思います。

他にも、昨シーズンのデータを取り、チームがどんな戦い方をしていたのかどこが強いのか、どこが弱いのかを知って、データから見る自分たちを知るということを行いました。

選手やスタッフも感覚的には感じていたこともデータを見ることで再確認できる部分もありました。
自分たちの強み・弱みを感覚的にも視覚的にも知れるきっかけになってくれればと思います。

<練習面>

メインとしては、映像を撮ることであり、すぐ選手にフィードバックをできる準備を常にすること。

ハンドボールの技術的な練習ではなく、Jump training や Stop動作の部分では、フォームチェックのために映像を見たり、怪我をしないようにしっかりとしたフォームを身につけるために映像を確認して修正していくツールとして利用してもらっています。

フォームチェックにおいては、他の人にアドバイスをもらってもなかなかピンとこない場合でも自分自身のフォームをすぐにその場で映像で振り返ることでイメージがしやすく、新たな気づきも増えてくると思います。

気づくということが変化・成長につながります。

細かいStop動作、切り返し、着地など、そこをしっかり行うことで実際のプレーにも影響が出てきます。

カテゴリーが上がるにつれて、ハンドボールの技術的な部分が重要視され、疎かになってしまう部分だと思いますが、怪我をしないために正しいフォームでいつでも出来るようにすることも同様に重要です。

ハンドボールの練習部分では、今は練習中の映像を撮って、練習が終わってから全体にフィードバック用の映像を作り、載せるということが主な仕事です。

練習中は、コートの外にいる時間の方が長いので、チームの一員ではあるが、チームを客観視できることもアナリストならではのことではないかなと思います。

また、コーチではないのでアナリストとしての役割を理解すること、しっかりと線引きをすることは重要だと感じます。

選手にこっちからバリバリアドバイスをするのではなく、外から見ていて気づいたことを監督などスタッフに伝えることが
僕なりに考えるアナリストとしての役割かなと思います。

練習後の映像配布では、選手たちは日中、仕事をして夜練習をするという1日の流れなので帰ってご飯を食べながら、洗濯が終わるまでの間に見れるようになるべく早くそして、練習の狙いを捉えているプレーを選び、その日の間に振り返れるようにしています。

選手たちの自分自身の時間も確保するために映像の時間も1つ3分程度にし、なるべく短い時間で振り返れて、明日はこうしようなど頭をクリアにして次の練習に入れるようにと心掛けています。

しかし、練習中に振り返りたい、今のプレーを見たいという選手もいるかと思います。
今は、僕の元に来ないと見れないという状況であり、それは
練習の進行を妨げたり、その選手の手間にもなってしまいます。

1つのプレーが終わって、出番が来るのを待っているときに自分のプレーがコート横のモニターに映し出され見れるような環境があれば練習の進行を遅らせることなく、その場で改善ができたり、気づきを持てて、より良い質で練習ができると思います。

『見たい時にだけ見る、いつでも見れる』ということが選手にとっては楽であるかと。

櫛田さんもその環境を重要視しており、実際にそこの準備も進んでおり、7月中にはその場で数秒前のプレーが見れるということが試せそうです。

また、新たに導入することとして、機械を使い心拍数を測って練習をするということです。

アップの時に決められた時間内で、しっかり心拍数を上げられるか自分が心拍数が上がりやすいタイプなのかそうでないタイプなのかを数値で見れることができればアップの取り組み方も変わってくるかと思います。

他にも、ランなどの心拍数が上がる練習の後に、ハンドボールの部分でどんなプレーになるのか普段とどれくらいプレーに差が出るのかという部分が見えてきます。

データが全てではないということも分かっていますが、自分自身のプレーをするためのツールの1つとして利用するのには良いことだと思います。

ハンドボール面以外では、フィジカル面を櫛田さんや他のスタッフから色々と教えてもらい勉強させてもらっています。

日本でも徐々にアナリストという役割が増えてきた今、何か他の人と違うことができることを武器にしたいと思い、フィジカル面も見れるアナリストになろうと思いました。

オンリー1のアナリストを目指そうと。

大まかではありますが、以上がだいたい今、アナリストとしてやっている内容になります。

僕自身もアナリストとして1年目のシーズンであり、日々試行錯誤しながらやっています。

チームのプラスとなるようなことは何でも試してみる。
そこから選別していけば良いと思います。

最初だからこそ、まずはやってみてしっかりとした土台を作っていきたいと思います。

アナリストはどんなことをしているのかまだまだ認知されていないかと思いますが、これをきっかけにそういうことをしているのか、など少しでも興味を持ってくれたら嬉しいです。

どんなことをしているのかもっと詳しく知りたい、何を使っているのかなど疑問に思うことがあれば答えられる範囲で答えていきたいと思います。

なのでSNSやコメントなどで質問等をお待ちしています。

次回は、これからリーグが再開されたらどんなことをやっていくのかという部分を書いていこうと思います。

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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