決められた人数の中での役割

決められた人数の中での役割

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みなさん、こんにちは。

前回は、EURO2020、アジア選手権について書かせていただきました。

白熱した男たちの戦い!!

EURO2020は、スペインがクロアチアを22−20で下し、2連覇を果たしました。

このブログの管理人の近藤 俊さんが暮らしているクロアチアは
残念ながら準優勝に終わってしまいましたが、準決勝では、ノルウェーを
延長で下したりと、今大会一番勢いがあったチームではないかと思います。

また、僕が注目していたポルトガルは、5−6位決定戦に回り
ドイツに29−27で敗れ、6位で今大会を終えました。

前回大会出場出来なかったものの、今大会では十分に存在感を残した国では
ないでしょうか。

これからも注目していきたいです。

アジア選手権においては、日本はメインラウンド(グループ1)を全勝で突破し、1位通過で
準決勝へ進みましたが、メインラウンド(グループ2)を2位通過してきた韓国に
延長の末、32−34で敗れ、3位決定戦へ回りました。

1/28に行われた3位決定戦では、バーレーンと戦い27−26で見事勝利し、
3位で大会を終えました。

また、この結果により、来年の世界選手権の出場権を獲得しました。

決勝では、カタールが韓国を33−21で下し、優勝しました。

アジア勢が、東京五輪、世界選手権とヨーロッパの強豪国とどこまで戦えるのか楽しみです。

さてここからが本題で、
今回はスポーツにおける試合中のベンチスタッフの役割について書いていきたいと思います。

ハンドボールにおいて、ベンチに入れるスタッフはIHF大会の主催では4人までと決まっています。

ここ最近の日本代表を例に取ると、ベンチに入っているスタッフは、
ヘッドコーチ、アシスタントコーチ、GKコーチ、トレーナーの4名です。

少し前までは、ヘッドコーチ、アシスタントコーチ、通訳、トレーナーという
パターンもありました。

ヘッドコーチが外国人の方になると言語の壁もあり、通訳の方が必要となる場合があります。

そして、4人までという制限があるため、どうしてもGKコーチが
外れてしまうことになってしまいます。

しかし、GKコーチは試合中においてとても重要な存在だと思います。

ヘッドコーチ、アシスタントコーチはどうしてもOF、DFへの指示が中心的になり、
GKはコーチがいない場合、選手同士で修正をしたり、指示をしたりという形になってしまいます。

そう考えるとチームが勝利に近づくためには
GKコーチをベンチに入れておくことが大切だと思います。

それでは、誰を外せばいいのか…

トレーナーは、選手の試合中のアクシデントに備えて必要です。

そうなると、通訳の方を外さざるを得ない状況になってしまいます。

じゃあ、誰がヘッドコーチの指示を通訳するのか?と考えたら、
アシスタントコーチの方がその役割もしないといけないというのが
今の現状だと思います。

ハンドボール女子日本代表(通称:おりひめJAPAN)は、
ウルリックが指揮を取り始めた当初は、ベンチに通訳がいないときには、
海外でプレー経験のある選手が指示している内容を伝えるということもあったと
聞いたことがあります。

去年、熊本で開催された世界選手権ではチームタイムアウト時に
ウルリックが指示している内容を櫛田コーチが選手に伝達するという方法を
取っていました。

4人と決められている以上、アシスタントコーチの方の英語理解の能力も
必要となってきているのだと感じます。

そもそも、4人という人数が少なすぎると思います。

他のスポーツのことも色々と調べてみたら、

プロ野球では、コーチが試合中にベンチ入りできる人数が7人、
それに加えマネジャー、トレーナー、通訳、スコアラー、広報各1名。

サッカーでは、チームスタッフについては7名が上限となっています。(Jリーグ)

バスケットボールでは、上限が9名と決まっています。

見て分かるように、ハンドボールはスタッフのベンチ入り可能な人数が少ない…

しかし、2021年にはハンドボールにおいてベンチ入り可能なスタッフの人数が
5人になるという情報も聞きました。

2021年からということは、オリンピックは4人体制のままということで
もっと早く5人にすればいいのにとも思いました。

日本リーグだったり、他の世界を見たときに通訳が必要ない場合ももちろんあります。

それなら4人でも苦労しないのでは?と考える人もいるかと思いますが、
僕自身の考えでは、1人増えることで選手の負担を減らすことができると思います。

それはどういうことかと言いますと、日本リーグを見た時にベンチに座っている選手が
ランニングスコアを書いたり、ミスの集計をしたり、またその確率を出したりという
作業をしています。

そこを補えるようなアナリストの存在もベンチにいたら、選手は試合に集中することができ、
各々の役割分担もできるのではないかと思います。

しかし、実際ではそれ以前の問題も多くあります。
金銭的な問題、スタッフの人数の問題といったような…

日本リーグに関しては、ベンチ入りスタッフが5人も必要ないチームや
5人必要なチームもあるかと思いますが、代表に関しては必ず5人いたほうが
いいと言い切れるかと思います。

そうすることで、スタッフ自身ももっと自分の役割がはっきりし
チームがプラスに働くと思います。

また、通訳の必要ないチームは、5人目の椅子にどういう役割のスタッフ
持ってくるのかという部分も気になります。

アナリストを2人体制にし、ベンチに1人、ベンチ外に1人という形も面白そうですし、
OFを重点的に見るコーチ、DFを重点的に見るコーチという2人体制を

取るのも面白そうです。

途中でも言いましたが、他のスポーツと比べ、ハンドボールは
ベンチ入り可能なスタッフの人数が少ないです。

それでも決められた人数でやっていくためには、自分の役割+αが必要となり、
そういったスタッフの需要性もこれから高くなってくるのではないでしょうか。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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