魔法を分解して最適化する
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こんにちは!あけましておめでとうございます!今年最初の投稿です!
2018年10月からスタートしたPLASSPER,今年もよろしくお願いします!今年は昨年以上に新しい取り組みをしていきたいと思っています!!
年末は合宿の講師から31日も練習と仕事納めもなく,1月は半月以上家にいないことになりそうなので,普段と変わらず過ごしています.
年末年始ということで2019年の抱負も書きたいところですが,今回は自分の頭の中の整理も兼ねて日頃から考えていること,普段の指導や講習の際に意識していることがあるのでつらつらと書いていきます.
テーマはこれです.
ヨーロッパにおける柔道の日本人コーチの役割は何なのか
そしてその問いに対する私の考えは
日本人の魔法を分解し,言葉にして,それを彼らに最適化すること
こんな感じです.タイトルにも出現した魔法,ここでは,日本人柔道家の技術,練習方法,考え方なんかを総じて魔法としています.
日本人が使う「魔法」?
ヨーロッパに来てほぼ3年.柔道の技術や考え方に相当距離があると常々感じています.これは対極にあるということでいい悪いではないという認識も大事です.
体型や食事,歴史,文化も違いますからそれは当然です.
一言で表すとすると,,,
・日本では相手にいかに動いてもらうか,相手の力を使うかを考える
・ヨーロッパでは崩しという言葉を使いながらも,相手をいかにコントロール,支配するかを考える
時間も,日本の練習は2-3時間に対し,ヨーロッパは90分.
反復練習は,日本は繊細に同一の動作をするのに対し,ヨーロッパではタスクやシチュエーションを決めた動的な反復が多いように感じます.
同じなのは柔道をしているというところくらいなもんです笑
しかし,技術やその元になる基本はやはり日本人柔道家が先を進んでいるはずです.
これだけ簡単にたくさんの情報を入手できる現在でも.
だからこそ,我々日本人コーチの仕事は,日本の柔道家が当たり前のようにこなしていることを分解し,見せて言葉にして,納得してもらうこと.そしてそれをチームや選手に最も適した形に落とし込むことだと私は考えています.
納得
さてここで,「納得」という言葉が出てきました.
納得とは何なのでしょうか?
「分かる」でも「できる」でも「使える」でもない,「納得」.
分かるは,「事実などがはっきりすること」
納得は,「他人の考えや行動を理解して得心すること」
できるは,「うまく行うことができる」
使えるはさらにその先ですね.
「納得」は客観と主観との間の狭間で自分と情報とを繋いでいる感覚ではないでしょうか.
自分の中でしっくりくることが大事だと思います.
というのも私の感覚なんですが笑
分かる → 納得 → できる → 使える
このステップをすっ飛ばさないように,なるべく詳細に分解して説明,デモンストレーションするように心がけています.
ここまで来ると,基本の次は自分で試して考えさせることを意識しています.
疑問を持つように,創意工夫するように,わからなければ聞きにくればいい.
全て言ってしまわないように気をつけています.
まとめ
・柔道の日本人コーチは技術や考え方を分解し,言葉にして生徒に最適化していくべきだ
・納得してもらうことが大事
・自分で創意工夫する環境を用意する
皆さんの意見もぜひ聞かせてください!
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