NTA合宿の話

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こんにちは、近藤涼子です。

5月17日〜19日に、東京都のナショナルトレーニングセンターで行われた、今年度第1回目となるNTA合宿に参加しました。

http://www.handball.or.jp/system/prog/content.php?sd=g&c=15&sc=1&article_idno=777

今回の合宿でGKが主に取り組んだところは、「コーディネーションTr」「構え」「ポジショニングの理解・実践」です。特にポジショニングに関しては、3日間を通してじっくり講義と実践を繰り返し、理解を深めていきました。

ポジショニングってなんだろう?しっかり説明できるかな?

コーチ陣から選手への問いかけに対して、「ボールに合わせる!!!」男子の選手がすぐ発言してくれました。うん、正解!

「でも、”ポジショニング”をもっと詳しく、定義のように説明するのってむずいな〜」選手たちは困った顔をしてしまいました。

ポジショニングはGKのパフォーマンスにおいて、非常に重要な部分を担っています。しかし、中高生のようにGKのキャリアが少しずつ長くなると、徐々にセーブ動作が確立されていきますが、どうしてもポジショニングよりも、派手でダイナミックなセーブに意識がいってしまい、ポジショニングが疎かになってしまう事がよくあります。

今回の合宿では、ゴム紐をゴールの角に括り付け、より正確なポジショニングについて理解したり、ディスタンスシュート・ライン際のシュートなど、状況に応じたポジショニングについてみんなで考えました。また、昼・夜の知的スキルの時間には試合の映像を見て、頭をフル回転させるトレーニングもしました。

シューズ一足分で、シューターの持つボールから位置がずれてしまうこと。また、ヨーロッパの2m近くあるGKでも、60分間しっかり構え続けて、いつ・どんなタイミングのシュートにも対応できるようすることも、ポジショニングに付随して理解・整理し、ゲームの中で実践できました。

ポジショニングを意識し実践する中で、「なぜセーブできたか?」「なぜセーブできなかったのか?」「どうしたら良かったのか?」「どんなスキルが今後必要になってくるのか?」

選手たちがそれぞれの答えをポツポツ出し始めたところで、3日間の合宿は終了してしまいましたが、たくさんの成果と葛藤、課題が見られたとてもいい合宿になりました。

ポジショニングといっても、噛み砕けば色々な要素が詰まっていて、試合の中で完璧を目指すことは難しいことだと感じています。ただ、よりパーフェクトに近い部分まで持っていくために、選手それぞれに必要なことをコーチングしていきたいというのが今後の私の課題。選手たちの声にしっかり耳を傾け、これからも一緒にハードワークしていけるよう、私自身の課題もクリアし、次回の合宿でまたレベルアップした選手たちに会いたいと思います:)🌱がんばるぞ!

 

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