出張GKトレーニング ー千葉、岐阜ー

出張GKトレーニング ー千葉、岐阜ー

スポンサーリンク

こんにちは、網谷です。

2021年も残り少し2週間ほどになりました。この時期になるとなぜか1年間って本当にあっという間だったなと思ってしまいますよね。

毎日、クリスマスのアドベントカレンダーを開けるたびに、クリスマスへのカウントダウンと2021年何かやり残してないかなという気持ちになります。

残りの日々は仕事納めと家の大掃除を頑張っていきたいと思います☕️

 

今回は12月4日〜5日に千葉県の高校生と、12月12日に岐阜県の中学生とGKトレーニングをしたことについて書いていこうと思います。

千葉県では、10月にもトレーニングをさせてもらった幕張総合高校に第2回としてお邪魔させていただきました。

本当にありがたいです。私もいつか自分にしてもらったことを、次の誰かにしたい。機会や環境を作って次に繋いでいくシステムを作れたらと思っています。

1日目はシューターを使ったGKトレーニングをメインに、2日目は他校との練習試合の中での指導をさせていただきました。

1回目の時にトレーニングしたことを選手たちは日々トレーニングしてくれていたそうで、さらにレベルアップした選手たちと再会することができました。

選手たちの課題は事前にもらっていたので、課題修正と先月の県大会の反省をしました。

試合での敗戦が相当悔しかったらしく、キャプテンのGKは目がギラギラしていました。本当に逞しいし、そういうパワーとかエネルギーに満ちている選手に出会えるというのも本当にありがいことです。

トレーニングはアウトスペースからのシュートとスローイング。そして前回トレーニングした上のコースに対してジャンプしないという基本的なテクニックについてトレーニングしました。

私がGK講習会をしていて、選手にトライしてもらっていることの一つに「シュートに対してジャンプしない」というのがあります。

言い換えると、小さなステップを踏んで体を運ぶことです。

これはなかなか難しくて、練習ではできるけど実践(試合)ではまだできないと選手たちが話してくれました。ただ、GKの基本的なテクニックというのはとにかく反復して、体に覚えさせるしかないと思っています。

アウトスペースからのシュートに関しては、ポジショニング、体の向き、状況判断、シュートをセーブしにいく方向などなど、いろんな要素が含まれているので、とにかくその感覚とコツを掴むためにひたすらシュートを受けました。

選手を見ていると、頭でわかっていても体が思ったように動かなかったり、逆に頭でわかっていなくても、何となくできてしまったりと、いろんな状況が見られました。成長過程によくあることだと思います。

例えば10本シュートを受けるなかで、1~2本いいセーブができたという事実はすごく大事だと思っています。それが徐々に3本、4本と増えていく、あるいは「こういう感じかな?」という選手自身がコツや感覚の気づきがあると、突然選手たちの目の色が変わる。「これだ!」と何かを掴んだ、自信に満ちた表情になる。

そこにたどり着けるように指導したい、そういうアプローチが必要なんだと感じます。

ただ、昨日はできたのに今日はうまくいかないな〜っていうのはよくある話で、トレーニングというのは毎日薄い紙を積み重ねていく事と同じなので、手応えを感じるまでそれをしっかり積み重ねていくことが大きな成長に繋がると思います。

 

先週末には岐阜市の中学生とトレーニングをしました。

そこではシュートを止める以前に、体の使い方やステップ練習、自分の軸がどこにあるのかを見つけるトレーニングをトレーニングの前半でしました。

中学生からGKを始めましたという選手が多くいる中で、足の向きとか、体の向きとか目線とかを全て同時に意識させるのってすごく難しい。

中学生はGKの技術に入る一歩前段階が、高校生以上に必要になってくると思います。

小学生の場合はさらに運動という広い範囲のところから考えないといけないのだろうなとも思いました。

特にGKを始めたばかりのGKにとって難しいことの一つに、シュートに対して出す足のつま先を真横に向けることではないかと思います。

簡単に言えば、サイドランジのつま先が外方向に向いている状態。

通常のサイドランジというのはつま先が前方向に向いているからストップしやすいし、体重を乗せやすい。けどGKに関していうと、つま先を真横に向けて正面から飛んでくるシュートを受けるので、ストップも難しいし、ボディコントロールも難しくなってくる。

そもそも非日常的動作で、相手のシュートに瞬間で合わせにいくというのはとんでもないこと、仙人レベルの技なわけです。

それだけを考えるとポイントを抑え、反復。これが初心者GKに不可欠であることは確か。

でもそれだけでいいのであれば私がその場所へ赴くことの意味がなくなるなあとも感じます。

それにせっかくGKトレーニングをするのに、体の使い方で1日が終わってしまっては選手は何も楽しくない。

 

そこで私の反省点は「遊び心とかゲーム的要素みたいなものをもっと含ませたかったな」でした。

そもそもGKを始めてから3週間の選手と3年の選手では差がありすぎるし、GKの動作のイメージがついていないこともある。

これをやればハンドボールっぽい動きになるぞ

この言葉は筑波大学のハンドボールの授業で、會田先生が他の専門種目の選手にジャンプシュートを指導されていた時のこと。

当時その授業を受けていた柔道部の選手に話を聞いたら、「ハンドボーラーみたいになれるのかと試したら、それっぽいしシュートが打てた!」と言ってました。

これはある意味魔法のような言葉。これだけやれば、何となく上手に見えるぞ!と言われたら、やっぱり試してみますよね。興味もそそられる気がします。最初はそういうアプローチも必要なのかなとふと先生の言葉を思い出しました。

それをふまえて、初回の岐阜市でのGKトレーニング、そのレベルに応じてもっとトレーニングの組み立て、遊び心、ゲーム的要素を含むことが必要だったと反省してます。

まだまだ未熟ですが、GKトレーニングをしてほしい方がいらっしゃいましたら、私が今できるトレーニングを一生懸命伝えたいと思いますので、ぜひこちらからご連絡ください↓

お問い合わせ

今回も読んでいただきありがとうございました!

 

 

 

 

スポンサーリンク