初戦を振り返る

2020.10.21
GK【ゴールキーパー】

Bom dia!

こんにちは、網谷涼子です。

今日は先週末のシーズン開幕戦について、自分が何を感じたのか書いておこうという気持ちもあるので、振り返って行きたいと思います。

世界各国で既に試合が始まって数ヶ月経ってますが、ポルトガルの女子は先週末からスタート。シーズンが遅れてスタートしたこともあり、今シーズンは各チームと２試合ずつ。そして、ポルトガル国内のカップ戦が入ってくる形となり、隔週で5月中旬ごろまで試合が続いていくとのこと。

3月8日がデンマークでプレーした最後の日でした。

デンマークで初めてフルで試合に出て、接戦を制したその試合は私の中で一番キツかった、けど胸がめちゃくちゃ熱くなった最高の試合でした。

その日から開幕戦の10月17日まで気づけば半年以上の間、ハンドボールで熱くなれてなかったんだなと思うと、またこうして新しいシーズンを無事迎えられたことや、チャレンジできる場所があるということにやっぱり感謝の気持ちばかり。目の前で起こっていることは当たり前、あって当然ではないんだなと改めて思います。

正直、シーズン初戦を迎えるにはチームも個人も全然仕上がっていませんでした。しかも、開幕戦の二日前に体調を崩し39.8度の熱をだしてしまった私は、急遽PCR検査を受けることになり試合直前にてんやわんや・・・。

検査結果は陰性で、チームメイトの助けもあり1日で復活しましたが、気づかぬうちに環境の変化やプレッシャー、ストレスをためていたのかもしれません。

検査結果が陽性だったら試合どころかチーム全員２週間隔離だったのに、スタッフやチームメイトから「大丈夫だからね！早く治してね！」というメッセージをもらい、安心して休めたのもありました。本当にみんな優しいです。

けど、体調管理にはこれまで以上に気をつけなかればいけないなって改めて思いましたね。

前置きが長くなりました、本題の初戦はというと結果は引き分け。

SL Benfica ２２（１４−９、８−１３）２２　Maia stars

圧倒的な勝ちゲームを落とした。一言でいうとそんな感じです。

しかし私個人の意見としては、圧倒的に練習が足りてない！！！という感じ。完璧に準備して行きたいタイプなので余計にそう感じました。もちろん言い訳はできないんですけどね。

それもあってまだまだ個人技でその場を解決しているだけの感じが強い。

でも、やるしかないんや！！と自分に言い聞かせてます。

あとは立ち上がり、中盤、試合を決める最後の１０分間に、試合をコントロールできる選手が増えてこないといけないなと。交代してコートにたったメンバーもチームに追い風にならなければいけない。

そして１番大事なのは、全員がチームの問題をわかっていることだと思う。

まだこの引き分けが消化できてない選手がほとんど。

負けると何かのせいにして、楽になりたい。誰でもそうですよね。私も嫌というほど経験しました。そういう時ほど、練習に打ち込んで、互いにコミュニケーションをとっていくべき。とは言いつつも、どこまでこのチームに求めていいのか、いろんな葛藤をしながら手探り状態。選手や監督に自分の意見を少しずつ伝えながら、意見を聞きながらプレーしています。

私個人の反省としては、久しぶりのフルタイムで課題は色々。

特に後半の試合を決めるラスト10分のキーピングが反省点。

もっと賢くならなければいけなかった。

点が取れなくなってきて、自分自身に入らないプレッシャーをかけてしまったのと、時間と点差を計算しすぎて大事な部分がかけてしまった。

相手が負けている、ラスト10分に相手は何をしてくるのか。

勝負強いキーピングってこういうところから繋がっているんだよなって改めて身をもって体感。

今回、ベンチに入ることはできなかったけどGKコーチが観客席にいて、いつでもアドバイスをもらえる状況で試合をしました。

試合の中で迷ったり、どうしたらいいかな？ということが全くなかった。何より安心感があったし、指示が的確だった。

何が良くて、どこを改善したらいいのか

これがはっきりしていると、すぐに立ち直れる。メンタルだけでもっていけない部分、熱い気持ちに冷静な判断が上乗せされるのって大事。

そして技術以外に言われたことは二つ

” Be smart Be calm ”