世界学生銅メダルの裏側❕❔ part2.
- 2019.02.06
- ハンドボール
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前回に引き続き、今回も7月から8月にかけてクロアチアで開催された世界学生選手権大会について書いていこうと思います。
前回のブログはこちら…→ https://blog.plassper.com/2019/01/28/post-350/
到着後は部屋でゆっくりしてからレストランで昼食を食べて、その後トレーニングの予定だったのですが、自分の荷物がないものですから他の選手に借りて練習しました。
初めての海外遠征のときに、「ユニホーム・シューズ・その他の必需品は手持ちで持っておくように」とコーチに言われたことがあるので、シューズをリュックに入れて出国しました。おかげでちゃんとトレーニングできたし、他の選手もロストバゲッジ対策してたので全員でトレーニング出来ました!
そして翌朝には荷物が帰ってきて、ようやくストレスから解放されました。
ハンガリー遠征の日程は、DabasのU-18カテゴリーとDabasのトップチームとのトレーニングマッチ2試合が予定されていました。
午前中にトレーニングして、午後はトレーニングマッチという流れでした。トレーニングマッチがない日は、午前と午後に戦術練習でした。
「フリータイムで元チームメイトとカフェへ。」
DabasU-18との試合の点数は覚えてないですけど勝ちました!
U-18とは言えどもハンガリー2部リーグに出ているチームで、トップチームに育成選手として数名練習に参加しています。ハンガリーのルールとして若い選手(20歳以下だったような…)をトップリーグのベンチに2人入れなければならないというルールもあり、実際に試合に出ている選手もいるので、なかなか強いチームでした。
日本人のスピードやフェイントには対応出来ていませんでしたが、当たりの強さやシュート力といったものは外国人って感じで、腕がしなるシュートはやはり日本人では体験できないと日本人GKも言っていました。
続いてトップチームとの試合ですが、結果的には1点差で負けました。
(前半11-13 後半12-11 計23-24)
お互いに選手を交代しながらの試合展開でした。Dabasは怪我人も多く、フルメンバーではありませんでしたが、ハンガリー人はもちろんですがモンテネグロ、チェコ、スロベニア人のいるチームで、各国の元代表選手も在籍しているチームでした。
前半は二次速攻やクイックスタートでテンポをあげて展開していたので、「疲れるからゆっくり攻めてくれ」と頼まれました 笑。っというのも、Dabasはまだ鍛練期中で、走り込みやフィジカルトレーニングがメインの期間で選手は疲労困憊だったそうです。
さらに相手監督には「off the ballで1対1を仕掛けてくれ」と頼まれました。笑
日本人の1対1はなかなか外国人同士じゃ体験出来ないみたいです。
後半開始から接戦の展開となりました。徐々にハードなプレーや退場も増え、審判への過度な抗議で相手監督がレッドカードになったりラフプレーもあったりと、荒れた30分となってしまいました。
個人としては、昨年プレーしていたチームということもあり勝つ気しかなかったのでとても悔しかったですが、チームとしてはものすごい収穫になりました。やっぱり外国人相手と試合する経験は少ないですし、トップチームと60分を通して勝負するのは大会前の良い調整になりました!
試合が終わって元チームメイトと少しだけ話したのですが、
「日本人はホントにスピードがあって動きが細かいね、だけど顔がみんな同じだからKeiがたくさんいて面白かったよ」
「1人1人が一対一で前を狙いながらパスを繋ぐのは外国人にないハンドボールだし良い戦術なんだけど、ロングシュートとかシュート力がイマイチだね」っとこんな感じで、冗談を言われたり日本の長所と短所をズバッと言われました。
「2m100kg級選手と1.75m75kgの私。」
その後にロッカールームに行って、遠征前に買っておいた日本のお菓子をくばったりお別れの挨拶をして、アリーナからホテルまで歩いて帰りました。
ホテルに戻ってみんなで試合の反省をしたり楽しみながら夜ご飯を食べてメダル獲得を誓い合いました!
すると…ホテルのオーナーがやってきて、「洗濯代はタダでいいよ」と粋な計らいをしてくれました。
1枚100円程度だったので決して安くはないけど、面倒さと疲労も考慮してみんなでランドリーを頼んでいたのですが、全員分を合わせると高額になるところを…。ものすごく優しいですよね!
次の日はクロアチアまでバスで移動だったので、ハンガリー遠征最後の夜となりました。
夕食後はテラス席で夜風に当たりながら最年長組と大富豪をしたり色んな話をしてぐっすり寝ました。こんな感じでハンガリー遠征を終えました。
次回は、クロアチア~世界学生選手権偏~について書きたいと思います。
それでは、Sziasztok!
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