1シーズン、いや3シーズンを終えて

1シーズン、いや3シーズンを終えて

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みなさん、こんにちは。ゴヤと申します。
このページで執筆しているどのAuthorよりも、「お前誰やねん!」感が強いと思いますが、ご容赦ください。
ハンドボールという競技のスピード感やダイナミックさに魅せられて、「強烈なシュートを打つんだ!」、「華麗なフェイントで相手を置き去りにするんだ!」と意気込んで入部するも、気づいたら強烈なシュートを受ける側になっていた165cmです。先日の健康診断では166.1cmを記録しましたが、夕方には戻っていました。華麗でしょう?いや、加齢ですね。

 

冗談はさておき、今のチームに着任してから、早くも3シーズンが終わりました。
コーチ・指導者としての経験も少なく(まさか自分が指導者になるとは思っていなかったタイプ)、かなり控えめになっていた1シーズン目、、。インカレの後にはとても多くの後悔がありました。伝えておけばよかったこと、起用をためらったこと、感情をあらわにしなかったこと、、、エトセトラ。

2シーズン目は、特に女子のGKコーチとして活動しました。試合映像がいつでもどこでも手のひらの上で見られるこの時代、やはり選手のハンドボールIQがとても高い、、。久しくアップデートできていなかった僕も猛勉強した1年でした。GKって、ベテラン選手が活躍している割合が多いと思うんです。それは、実戦経験のなかで培われたものや、原理原則(はたまたイレギュラー)の使い所の精度が向上したからだと考えています。僕も、現役よりいまのほうが良いキーピングをする自信があります。トレーニング頻度はかなり落ちているにも関わらず、です。ということは、僕がすべきことは学生たちにそういった経験をさせることではなく、経験したことを確実に伝わる言葉で伝え、擬似体験によって引き出しを増やすことだ、という考えに至りました。同じ経験をさせることはできないし、狙った状況を作るのは至難の業。時々刻々と移り変わっていく状況(試合)で使える技術や考え方の習得を目指し、本当にいろいろなトレーニングをしてきたと思います。しかし時間は有限、ここでもインカレを迎え、自身の無力さを痛感するとともに、「GKを勝利の大きな要因とすること」を強く思うようになりました。

そうして迎えた今シーズン(3シーズン目)。激闘を戦い抜くためには、強靭なフィジカルが大前提であるとも感じていたので、トレーニング管理を徹底してみたシーズンでもありました。そして、GKコーチは比較的扱う人数が少ないため、GKそれぞれに適したトレーニングを提供するよう心がけました。また、様々な分析ツールを用いて、対戦相手の特徴を抽出しまくったり(本当にしまくって、350近くのOFシーンを分類したこともありました)。情報は多く与えつつも、取捨選択は選手に任せることをシーズン前に伝え、本当に喋りまくった1年のようにも感じます。結論から言うと、インカレではそれぞれの個性(良さ)がパワーアップしたと感じました。今シーズンはGK3人体制で臨む試合がほとんどでしたが、3人それぞれが良くて、起用に頭を悩ませる時間が多かったです(嬉しい悲鳴ってやつでしょうか)。インカレはチャンピオンチームに敗れましたが、ここでも「僕のGK起用次第では、うちのいい時間がもう少し続いたんじゃないか」という思いに苛まれました(さすがに生意気でしょうか)。GKをはじめ、コートに立った選手は素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。ということは、うまく起用できなかったスタッフの責任ではないかと痛烈に感じているところです。それぞれのピークがコートに立って表現できるような采配ができなかったことを強く後悔した大会となりました。まだまだ勉強することが多そうです、、。自己満足にならず、選手に満足してもらえるように4シーズン目も頑張っていきたいと思います。

おもろいGK育成を目指して精進してまいります!

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