ポルトガルに行く前に
- 2020.08.19
- GK【ゴールキーパー】
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Dobar dan!
こんにちは、網谷です!
コロナウイルスと猛暑、ダブルパンチの日本。ニュースで流れてくるのは毎日のコロナウイルス感染者数、お店のお金を盗んで逮捕、水難事故など暗いニュースばかりです。まだまだ耐える時期なんだと感じています。ウイルスの感染を防ぐと同時に熱中症対策もして元気に過ごしていきたいところです。
今日はポルトガルへ旅立つ前に、2ヶ月滞在したクロアチアについて書きたいなと思います。
私はデンマークを出国してから2ヶ月間、クロアチアのプーラという街の柔道場で毎日トレーニングをさせてもらいました。そこでクロアチア人の優しさや明るさに触れて、少しですがこの国について知ることができました。本当に素敵な国です。
初めて入国した時のこと
クロアチアのザグレブ空港に到着して、移動のバスでおじさんに話かけられた。
おじさん「どこから来たんだ?どこ出身なんだ?」
私「デンマークから・・・日本出身だよ」
周りにいたおじさんたち「笑笑!!!そうか!いいところだろ!!楽しんで行ってくれ!」
クロアチア人は国に誇りを持っていて、やっぱりお前も来たか〜!と言わんばかりに歓迎してくれました。とにかく皆さん明るくて、おしゃべりで気さくに話しかけてくれます。
クロアチアの歴史的背景
クロアチアは私が生まれた頃まではユーゴスラビアの一部だったそうで、まだ独立してそんなに時間が経ってない国と知りました。
国が独立するために戦った世代の人は見ていてめちゃくちゃ勢いがある。バイタリティというかなんというか。国に対する誇りも。
2018年に開催されたワールドカップでクロアチアが決勝進出した時は国中がお祭り騒ぎだったそうです。当時、この国にはいろんな思いがあったんじゃないかな。
終戦から75年を迎えた日本は生きた声を語り伝えていく人の数は間違いなく減ってきているし、歴史を知らない若者の数が増えてきてるのも事実。災害もそう。他の国の歴史を知ることで、日本について考え直すいい機会になるなあと常に思います。
クロアチアのコーヒー文化
驚いたこと。朝からカフェの外の席でたくさんの人がコーヒーを飲んでいる。(またはビール)
クロアチア人にとってカフェでコーヒーを飲むというのは、1日のはじまりにスイッチを入れるものであったり、友達とゆったりとコーヒーを飲みながら世間話をしたりするものだそうです。
せかせかと分単位で行動していた私にとってこれは驚きでした。え?みんな仕事してる?と最初は思いました。
コーヒーもまた安くて美味しい。一杯120円くらい。スターバックスはないらしいです。
美食家が多い
”週末は友達を家に呼んで、美味しいものを食べよう!”
そう決まれば上等な肉を仕入れてきて、仕込みは前日から。その料理に合わせてお酒も準備する。
こだわりというか、食にかける思いが強い。
私はというとお好み焼きのリクエストがあったので、あるもので作ってみました!
日本のようにお開きというものはなくて、堪能したら自分のタイミングでそれぞれ家に帰っていく。終わり方は非常にさっぱり互いに気を遣うことなく終わります。
スーパーでもカフェでも、どこでも・・・
誰に対しても挨拶をしっかりします。
カフェの店員が注文を聞きにきたら店員さんもこちらも「チャオ!!」
服屋さんでも、スーパーのレジの店員さんにも、もちろん親しい人にも。
店を出る時は「さよなら〜!」「ありがと〜!」と3回くらい言います。
挨拶という概念がちょっとこの国では違うように思いました。
おもてなしの心
クロアチアに来たからにはクロアチアを堪能していってほしい、思い出をたくさん作って欲しいという思いが彼らから伝わってきます。
突然やってきた私のことも受け入れてもらえて本当に感謝ばかり。
でも、それは現地でクロアチアのために頑張る日本人がいるから。
違う国にいけば、自分が日本の代表となるわけで。そういう意味では常に自分の行動って他の誰かのためになっているんだなと思います。
私もポルトガルに行ったらそうでありたいなと思います。
もう少しで出発だ!
1週間後にはポルトガル。
チームからメンバー表や入国に関する情報など送られてきて、いよいよなんだと感じています。
デンマーク、クロアチアでその国の良さを知れたように、ポルトガルでもたくさん学んで、成長して、いろんな経験をしたいと思います。
成功ばかりに拘らず、失敗や経験をたくさんして自分の競技人生と人生そのものに深みを出せるようなシーズンにしたいです。とても壮大な目標です。
まずは無事現地に辿り着きたいと思います。
残り少ないクロアチア生活を満喫して、スイッチを切り替えます。
では、今回はここで!
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