ヨーロッパの合宿事情
- 2020.01.07
- PLASSPER
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みなさんこんにちは.こんどうしゅん(@plassper)です.
今回は,ヨーロッパの柔道合宿について,僕の周りで起こっていることを知ってもらえればなと思います.
ヨーロッパでは各地でだいたい3日くらいから合宿が始まります.年末は29日くらいまで合宿をやるのが普通みたいですね.
バジーレ選手やデヴィッド選手が子どもたちを対象に柔道教室を行っている様子もSNSで流れていました.
僕らのクラブはというと,年末はクラブで合宿,年始のスタートはイタリアのリニャーノという街で開催されている合宿に参加しました.山嵐というクラブが主催で,毎年強豪が集います.(理由はまた後で)
ちなみにイタリアのクラブは,山嵐とか黒木とか秋山とか日本語を採用しているクラブが多いです.なんでかは知りません笑
加えてこの合宿ではコーチたちが乱取中に選手に指示を出すことはほとんどありません.ロシアチームのディレクターを務めるガンバ氏が選手の思考や想像力を奪ってしまう,投げなきゃいけないプレッシャーが危ない技につながりそれがケガにもつながるから,と各コーチに毎回啓蒙活動しています.
アドバイスがあるなら終わってから1対1で,ということですね.
毎年この合宿にはロシアフランスのナショナルチーム他たくさんの選手が集まります.
というのも,毎年この後,正月明けからはオーストリア・ミッタージルでOTC(オリンピック・トレーニング・センター)が開催されます.今年は7日からです.
OTCは,ヨーロッパ柔道連盟が主催の合宿プログラムで,年に十回くらいヨーロッパ中を回って開催されます.強化,地域振興,お金稼ぎなどいろんな意味があると勝手に思っていますが,とにかく強豪選手がたくさん集まります.
特に今秋から開催されるオーストリアでの合宿は,1年のスタート的な位置づけにされていて,多くのナショナルチームが腕試し的にやってきます.冬のIJFツアーの1か月前と時期的にもちょうどいいですしね.
というわけで,今回はクラブや連盟単位でヨーロッパでは常に様々な合宿が開催されているよというお話でした.合宿ではそのほとんどが乱取であり練習試合的なものはほぼありません.クラブが主催であれば,U18以下のカテゴリーでは,半分講習,半分乱取の形式も多いです.
そんでもって,我々のような小国は予算とか移動時間とかいろいろを鑑みて,合宿を選んでいかなければいけません.合宿に誰を送るかもそうです.限られた予算と人員で最大限の効果を生み出さなければいけません.
どういうことかというと,僕らもハワイに行きたいってことですね.
今回はこのくらいで.最後まで読んでいただきありがとうございました.
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