失業します.
- 2020.05.20
- PLASSPER
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こんにちは.こんどうしゅん(@plassper)です.
タイトルの通りです.失業します.次のコーチ契約を更新せずに帰国することになりました.
理由は予算が大幅に減ったから.プロとしての外国人を雇う余裕はもうありませんでした.それに影響を与えたのは紛れもなく新型コロナウィルス,そしてロックダウンです.
契約更新は僕の場合毎年6月末にあったのですが,更新しないことが決まったのはロックダウンが始まって3週間くらい.4月の頭くらいの話でした.
ロックダウンにより市からの経済支援,失業者支援額が膨大になり,まずはスポーツ予算が削られてしまった.今月もいつお金が入るか分からないし,給料も満額払えないかもしれない.とのこと.
契約終了日にやっぱダメでしたはあまりにもフェアじゃない.クラブとしてはずっといてほしいが,俊の人生,次の行き先を探すのも自由,そこは話し合っていこうという話し合いをしました.
4月5月と結局は給料は振り込まれているわけですが,補助金の申請が棄却されたり,予算も40%ほど減るようで,本当に大変な時期ですが,毎日彼らの優しさが身に染みています.
街閉鎖が始まってから経済維持に全振りしてて、スポーツに予算が全然回ってきてないから今月から給料下がると言われていたのに全額振り込まれてる…
しかもいつもより早い…染みすぎるだろ…
僕にできることを頑張ります…— 近藤俊:クロアチア在住柔道家 (@plassper) April 16, 2020
ここにきてトレーニングが再開できるほどに改善が見られていますが,使ってしまった予算がいきなり戻ることはないでしょう.
ちなみに下のツイートの時点ではまだ話は出ていませんでした.この直後に契約更新に関する話が出てやる気がなくなり,その他いろんなオンラインミーティングも断っていました.その節は皆様すみません.
柔道をテーマにしたyoutubeチャンネルも作ることになりました!
開設は決まったんだけど何やるかはっきり決まってないのでリクエストください!— 近藤俊:クロアチア在住柔道家 (@plassper) April 5, 2020
せっかくなので,その後の僕のツイートを使って振り返ると,
これから立ち上げようとしているクラブや自分自身の収入源が一つじゃいかんな…ぐぬぬ…とずっと悩んでた時に強制的にそうならざるを得ない感じになったな…
— 近藤俊:クロアチア在住柔道家 (@plassper) April 7, 2020
御託を並べられるのはまだ余裕があるからだ。
— 近藤俊:クロアチア在住柔道家 (@plassper) April 11, 2020
最近目まぐるしくいろんなことがありすぎて、自分の中でも変わっていくこともあるね。
この2ヶ月で価値観が変わっていってる。— 近藤俊:クロアチア在住柔道家 (@plassper) April 20, 2020
そんなこんなで心の整理がつかないまま今後の身の振り方を考えている感じでしたね.
クロアチア国内でも毎日変わる状況の中,日本でも緊急事態宣言が発令され,自分だけが世界から放り出されてしまっているんじゃないかという気分にもなりました.
日本から出国する時に立てた最大の目標であるオリンピック挑戦を絶たれ,目の前が真っ白になりました.
仕方ないし流れに従うしかないという気持ちと,目の前から目標を引き裂かれ当たり所がない気持ちを毎日何往復もしました.そんな時も相談させてもらった友人たちの優しさがまた染みました.本当にみんなありがとう.
何週間も悩んで,結局は死ななければやり直せる.そんな結論に行き着きました.わりかし早くそう切り替えることができたのは,中学生の頃のいろいろに起因しそうです.知らんけど.
そんな中でインターハイ中止のニュースが目に飛び込んできました.
僕はどうも他人事には思えず,こんなツイートをしたわけです.
みんな全国大会ないと死んじゃうのか?意外と死なないよ.
— 近藤俊:クロアチア在住柔道家 (@plassper) April 26, 2020
トップアスリートの方々からは将来の大きな目標に向かってがんばろうと励ましのツイートがたくさん見られました.もちろんその通りなんですが,目の前の最大の目標を奪われた時に,次の日に切り替えができますか?といわれるとやっぱりできないんじゃないかと思いました.
でも死んだら終わり.次の目標に挑戦することもできません.目標はなくなっても世界はなくなっていないし,打ち込んできた時間もその後の時間もなくなりません.むしろ時間はそういった感情を全部無視して進んでいくし,ウィルスも考慮してくれません.
逆に生きて健康でさえいればまた何かを始めることができるし,また新たな目標を見つけることができると思うのです.
余談が過ぎたので話を戻すと,そんなこんなで日本に帰国し,次の目標に向かっていく決断ができました.
あのことがあったから今があると思わせられるのはやはり自分で,そう思えるように実際に行動できるのは自分自身でしかないんだなと思っています.
こんなことを言っておきながらあまりにも急すぎて帰国の日程もその後の職も住み処も決まっていません.残された時間で丁寧にできることをしながら,ゆっくり決めていきたいと思います.
クラブと施設をつくるという軸はぶらさず,僕にできることをやっていきたいと思います.
後でちゃんと次の展開が伝えられるようにがんばります.
最後まで読んでいただきありがとうございました.
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