オンラインで繋がる事

2020.05.03
GK【ゴールキーパー】

God morning!

こんにちは、網谷涼子です。

今回のブログは先月3名の方とライブ配信した事と、高校生と一緒にオンラインでトレーニングをしたことについて書こうと思います。

最後まで読んでもらえると嬉しいです。

私はデンマークで今も隔離生活を送っています。日々、膨大に時間がある中で「明日は何をしようか」と考えるのも正直ストレスになってきています。寝つきも悪いし、肌も荒れがち・・・辛い！

思えばこの生活も２ヶ月弱。自分が思っている以上に時間が経っていたのに気がつきました。こういう状況で前を向くって難しいですね。

そんな中で、オンラインで話をさせていただく機会が何度かありました。

現在、スロベニアに留学している日比敦史くん

昨シーズン、ポーランドリーグでプレーした徳田廉之介くん

現在、大体大浪商中学校でコーチをされている吉本遼さん

この3名とお話をさせてもらいました。本当に貴重な時間をありがとうございました！

Live配信では、それぞれのハンドボールへの ”情熱” を感じたのと同時に、自分にはなかった物の捉え方、ハンドボールとの向き合い方、今この期間をどうポジティブに捉えるかなど、は！っとするような言葉や取り組みが多くありました。

私が思うに、人は自分の知っている範囲でしか、物事を考えることが出来ないし、言葉を発することができないと思っています。

そういう意味でこの3名から「そういう考え方もできるのか！」という発見や学びが多くあって、Live配信が終わった後「今日もいい時間だったな〜」とゆっくり振り返ることができました。

特に印象的だった言葉を１つ挙げるとしたら、吉本さんがこのコロナウイルスの影響を受けている生活の中で中学生にかけた一言が印象的でした。

”誰も経験したことのないことを君達の年齢で経験をしているというのは、将来きっと財産になる。君達のお父さんやお母さんですら体験したことがない。今後の人生できっとこの経験は役に立つし活きてくる。２４時間という与えられた時間はハンドボールをしていても、していなくてもみんなが一緒。与えられた時間をどう過ごしていくかを考えることが今は大事になってくる”

シンプルな言葉ですが、夏の全中を目指していた生徒達にとってモチベーションを失った今、どうしても「残念だ」とか「かわいそうに」という言葉をかけてしまいがちですが、非常に前向き且つ、この非常事態をポジティブに捉えていて、この状況に対応していく力を一緒に身につけていこう！という前向きなメッセージに私は感じました。

自分たちが取り組んできたこと、トレーニングしてきた事は決して無駄ではない。

でも今は何を優先すべきなのか

どう行動していくべきなのか

自分の時間をどうマネジメントしていったらいいのか

とても難しい課題に選手と一緒に取り組んでいく姿、とてもいいなと思いました。と同時にこのチームはさらに強くなりそうだ！とも感じました。

次に、5月2日(土)デンマーク時間で朝の９時半。

岩手県の盛岡第一高校ハンドボール部の皆さんとzoomでオンライントレーニングをさせていただきました。

今年、2020年は岩手県でインターハイが開催される予定でした。そして彼らはその出場権を得るために日々トレーニングを積んでいたと事前に聞いていました。そしてインターハイの切符を手にするのもあと少しだったと。

盛岡第一高校は進学校で、選手の中には医学部を目指している子も。勉強をしつつ、ハンドボールに打ち込んできた彼らにとってインターハイはどんな舞台だったのか。

大人数でオンライントレーニングをするのは初めての経験でしたが、それ以上に彼らにとっていい時間になるかどうか不安でした。しかし、生徒の皆さんがベストを尽くしてくれたことが本当に嬉しかったです。

彼らが既に前を見て生活をしているというのはトレーニングをしていて感じましたし、私もしっかり前を見ていろんな状況に備えて準備していかなければと思いました。

日々、オンラインでいろんな方から刺激を受け、自分になかった考え方を聞いたり見せてもらったりして、たくさんの学びがあります。