トレーニングの強度設定が難しい話
- 2020.08.13
- PLASSPER
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こんにちは.こんどうしゅん(@plassper)です.
今回は近頃悩んでいるトレーニングの強度について現在の考えをまとめておきたいなと思います.
主観だらけになりますが,もし同じような悩みを持つ方がいらっしゃいましたら,参考になると嬉しいです.
それではいきましょう.
とりあえず,日本ではどうだったかを思い返してみると,日本は割とやらないと終わらない系のトレーニングが多い?ような気がしています.(もちろんすべてがそうとはまるで思っていません)
何秒切ったら終わり!何本連続で!全員できたら終わるぞ!とかそういうのです.
そうすることで全体のレベルの底上げ、チームの意識共有なんかが期待できそうですね.
でもトレーニングレベルは中間層に合わせることになるので,できる選手は余裕があり,できない選手の方が身体的にも技術的にもきついトレーニングになるはずです.
一方,クロアチアに来てみて,僕の知る範囲・経験してきた範囲では、出来る方がきついトレーニングが多い気がしています.
というのも,パターン分けされてトレーニングがどんどん複雑化していくからです.できない選手は選択肢が少ない故に強度が上がりません.
そして,トレーニングも終了の基準は指定の時間のみなので,指定された時間が終われば終了します.
つまり,できる方はどんどん強度が上がり,できない方はできることをできるだけやることになります.
柔道に関して言うと,同程度の強さ背格好で組み合うことが多いです.
強くない同士で組み合うとそんなに強度が上がらない、俗に言うエンジョイ勢同士が組み合うことも多いし、エンジョイ勢とヨーロッパ・世界選手権を目標としている選手が同時にトレーニングしていて、上のレベルに合わせる一方で、エンジョイ勢や年下の選手たちはコーチや選手自身の判断で強度を調節していくことが多いです.
(エンジョイ勢が悪いわけではなく,クラブのスタンスとして,選手強化をしていきたいというのがあります.その上で,選手の目標,クラブに所属する理由,トレーニングに来る来ないは自分自身の判断とモチベーションや仕事の有無によります.)
僕個人的には試合を目標にせず,ただ柔道を楽しむ場があってもいいとは思いますが,その層と強化層が一緒にトレーニングせざるを得ないところがお互いにとって難しいところです.
日本ではこれが学校に進学する時点である程度同程度になると思うので設定がしやすいと思います.
話が少し逸れました..
基本的なことをやっていった方がいい選手とガンガン実践していくべき選手が一緒にトレーニングしているのでメニューの組み方,強度設定に苦戦しています.
かといって罰を与える系のメニュー作りもできません.
これらはシステム上仕方ない部分も結構ありますが,最適な方法を日々試行錯誤しています.
チーム全体のレベルを底上げしたい,でもトップ層はどんどん尖らせたい,その上で飽きさせないメニュー作り.
全部をいっぺんに実現するのは難しいのですが,今は試合のめどが立っていないので,数日‐数週間の単位で基本と実践の強弱をつけてやっていくのがしいのかなあと思っています.
なんかまとまりのない内容でしたが今回はこの辺で.それではまた.
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